ブラボー チームプレー

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昨年、一人で編集協力させていただいた昭文社『百名山トレッキングコースガイド』上下巻、なんと増刷のお話となり、もう一度、掲載情報の確認をすることになりました。こちらのガイドブックは本当によくできていて、山の地図はもちろん、下山後のお立ち寄りスポットの情報や、お土産まで網羅されています。山ガールも満足する内容なので、増刷されるのも納得です。編集協力させていただいたのは、下山後のお立ち寄りスポットのページ。各地方ごとに、見開きで盛りだくさんの内容をつめ込んでおります。

初版の時には全国の情報を確認するのに、かなりの気力と体力がいりました。制作は冬でしたから、閉山中の山周辺の店舗だと問い合わせ番号にかけても繋がらないこともあります。そういう時は、地元の役場に電話をかけて情報を集めます。ご協力いただいた全国の方々に心より感謝を申し上げます。

今年は、ライターズユニットSmart Senseを組んだおかげで、皆で手分けして編集作業を進めることができました。一人じゃないって、本当に心強いです。安心して任せられる仲間に出会えた幸せをかみしめる毎日です。

ところで、ライターには種類があります。最近WEBの世界では、キュレーションサイトが出現、誰かが書いたものをポツポツと繋ぎ合わせて出来上がった原稿が、あたり前のような顔で並んでいます。こうしたものを作られる方の中にも、名刺に「ライター」と書いている人がいます。広告を作る「コピーライター」さんもいます。本を作る「ブックライター」という言葉も見かけます。では、私たちは何なのか?

私の場合、初対面の方に「私、ライターです」と名乗ると「じゃあ今度、うちのチラシ作って」と言われることもありますが、「チラシを作るライターとはちょっと分野が違うんです」とさりげなくお断りしております(時々、どうしてもお願い!と言われ、作ることもあるのですがね)。そして、わたしたちチームも、キュレーションサイトやチラシを作るようなお仕事はお受けしておりません。

情報は氾濫しています。その情報が本物かどうか、それを見分けて、万人に分かりやすく書くというのが、私が思い描くライター像です。私が下積み時代に上司から言われた言葉で言うならば「縦のものを横に書き直しただけで、記事を書いたと思うな」ということです。原稿が真っ赤になって帰ってくる日々を送り続けていた時に、いつも言われていた言葉です。

子育てで5年のブランクのあった私はいつもこの言葉を思い起こしながら取材にあたります。どこに伝えるべきことがあるのか、何をこの媒体で伝えたいのか、なぜ、この媒体でとりあげるのか…これらは、企画を考える段階から常に意識することです。

同じような思いで活動している仲間で集まったのが私たちのユニットです。

世の中にごまんと溢れるライターの中で、私たちSmart Sense にご依頼いただく皆さまに、「やっぱりプロのライターさんだね」と言っていただける仕事ができるよう、皆で精進してまいります。私たちはみんなママですが、みんなプロです。これからも、プロらしい仕事をしていきます。

Smart Sense副代表 宮本さおり